EQIPの永島です。いよいよ展示も折り返し地点です。
今回から少々展示作品の紹介を一文キャプションの内容とともにしていきたいと思います。 順番はバラバラですので悪しからずー。 まずは自分のから。 ギャラリー入って左側、芳名帳コーナーの隣にあります。 ●永島幸子(銅版画) ---- お互いの革むちの音、それからいまは雪の中をかけあるく九疋の雪狼どもの息の音ばかり、そのなかから雪童子はふと、風にけされて泣いているさっきの子供の声をききました。 雪童子の瞳はちょっとおかしく燃えました。(水仙月の四日/宮沢賢治) ---- 象の蔵書票は今回のDMにもなっています。 次は同じくギャラリー内にある竹村活版室さん(左)と宮越暁子さんの作品。 ●竹村活版室(活版) ---- 本で旅する。本を旅する。 ---- ●宮越暁子(リノカット) ---- キッコちゃんは ゆきのうえに あしあとを みつけて、それを たどっていきました。 さく さく さく。 あたりは しんと しずかです。 (もりのおくのおちゃかいへ/みやこしあきこ) ---- 竹村活版室さんは普段見慣れている活版の印象はちょっと違う抽象作品。色がついてる部分も活版だそうです。活版も幅広いですね。 宮越暁子さんはご自身の絵本を題材に制作してくださいました。リノカット作品は絵本とはまた違った雰囲気でこちらも素敵です。今回唯一のリノカットです。 そしてこちらもギャラリー内展示の、asakozirusiさん(左)と森さおりさん作品。 ●asakozirusi(消しゴム版画) ---- めくる めくる そこからはじまる話(図鑑) ---- ●森さおり(銅版画) ---- 「僕のもようは月のもよう、月の満ち欠けのもよう。君と同じ。」 夜空に浮かぶ君には届くだろうか。 静かな沼底に住むワニだけが、耳をひそめて聞いていた。 (月の子) ---- asakozirusiさんは唯一の消しゴム版画です。消しゴム版画でここまできれいに表現出来るとは〜!色使いもきれいです。 森さんはご自分で創作された文章を添えてくれました。物語と作品がリンクして絵本みたいです。一文キャプションと合わせて作品を見ると更にイメージが広がりますよね。 …と、こんな具合に少しずつご紹介出来たらと思います。
by eqip
| 2011-01-19 01:48
| ◆BOOK METRO@ポポタム(終)
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